おすすめ漫画50音紹介 か行

おすすめ作品

倒す側が倒される側の存在に⁉『怪獣8号』


怪獣発生率が世界屈指の日本。この国は、容赦なく怪獣が日常を侵していた。かつて防衛隊員を目指していたが、今は怪獣専門清掃業で働く日比野カフカ。ある日カフカは、謎の生物によって、身体が怪獣化、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になる。

主人公は幼いころから防衛隊員を志していたのに、いつの間に30代になっていました。共に隊員なろうと言っていた幼馴染の少女は最前線で戦っているのに・・・。自分のふがいなさにうなだれるも、やはり諦めきれず再挑戦しようとしたところ、謎の生物により自分が怪物の身体になってしまった⁉

面白い作品に共通しているのは敵が手ごわいことだと思います。
とくに何を目的に動いているかわからない存在は本当に怖いです。
先の読めない襲来はまるで災害のようです。

それでも諦めない、生きるために、仲間のために戦う隊員たちがかっこいいです!

『ジャンプ』を愛読するジャンプらしくない主人公『銀魂』


江戸では、突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が…。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断…するかも!?

江戸時代に宇宙人が侵略してきた地球が舞台です。

ジャンプ作品であまり見ない、ちゃらんぽらんな成人済み男性が主人公です。普段やる気がないのに、いざっていうときにかっこいいというギャップはずるいですね。

他の作品では許されないようなギリギリなギャグも銀魂の魅力です。時事ネタ、パラレルネタは今読むとなんだか懐かしくなります。でも、元ネタがわからなくてもノリで読めます。長文のツッコミは一度アニメを見るとリズムがつかめると思うので、読みにくいと思ったらアニメから見ていただくのもお勧めです。

ギャグ、人情、バトル、SF、たくさんの要素を詰め込んだ、カオスで類を見ない作品です。

恋情ってきれいなもの?『クズの本懐』

品行方正な美男美女カップルとして、周囲から羨望の眼差しを浴びている花火と麦。理想的な男女交際に見える二人には、誰にも言えない“ある秘密”を共有していた。

好きな人が好きになってくれる確率ってどのくらいでしょう?

一人でいるより二人の方がいい?

一人でいるより自分と同じような想いを抱えている人と一緒にいた方が寂しくない。互いに打算があって、意中の相手ではない人物をそばに置いています。本作品では、純粋にいい人と言えるキャラクターは多くないです。

恋愛しているときのドロッとした感情を詰め込んでいます。でも美しいとも思えるのはなぜなのでしょう。きっと人の持つ歪みを絵と言葉で見事に表しているからだと思います。

その地を守る、長いながい戦い『結界師』

その昔、霊感の強い烏森家の殿様が妖しげなものを呼びよせてしまったために、それを退治する結界師が生まれた。かつての城跡に建つ私立・烏森学園を舞台に、400年後の現在も跋扈(ばっこ)し続ける妖怪に立ち向かう墨村家と雪村家の若き後継者、良守と時音の活躍を描く妖結界バトルストーリー!!

結界術を武器にして戦うのが、今思えばなんだか新鮮です。

刃物や見栄えする妖術の類ではなく、「結界」なので相手を捕縛することに重きを置いています。

術のイメージも物語が進むと解釈が広がります。

戦いの歴史の長さ、相手にするものの強大さ、スケールがどんどん大きくなり、一度読み始めると止まらなくなります!

箏を通して成長する『この音とまれ!』


先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?

和楽器の魅力を再確認できる作品です。アニメでの演奏もぜひ見てほしい!巻数が増えて、読み返すのが大変になってきたので、購入を一番検討している漫画です。

洋楽器、クラッシク音楽、またはバンドものは多いような気がしますが、和楽器メインの作品はまだまだ少ないような気がします。

音楽もなんだか熱血っていう言葉が似合うような気がします。ケンカばかりだった主人公が祖父を通して箏に出会い、夢中になっていく。部活を通して人との関わり方も変わっていきます。

箏は中学の時に少し授業で触ることがありました。楽譜を読むのがまず大変で、触ってみると音が安定しなくて、きれいに響かない。それを何人かと合わせて感動させる演奏をするのはすごいと思います。

まとめ

ジャンプ作品が多くなりました。

雑誌で自分の読書歴を振り返ると、たぶんジャンプとの付き合いが一番長いです。連載を追っていなくても、過去の名作をいろんなところで見かけるので読んでみようと思うことが多いのかもしれません。

今はアプリでも作品を読めるので、気になった作品があればまずは一話だけ読んでみてくださいね。

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