生命力みなぎる農家エッセイ『百姓貴族』

書評

当記事は著『百姓貴族』の書評です。

農家に生まれ、漫画家になる前は農業に従事していた荒川弘さん。

冬場以外、仕事は毎日あるもの。牛や畑の世話に常に全力です!

ありえないと思えるような笑える話も盛りだくさんです。

『百姓貴族』とは?

『百姓貴族』あらすじ

「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。マンガ家になる前は、北海道で七年間 農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマにおびえ、エゾシマリ スに翻弄される――。朝から晩まで年中無休で働く、タフでハ-ドな仕事。でも 読めばわかります。お百姓さんは、かっこいいのです!! あの『鋼の錬金術 師』『銀の匙 Silver Spoon』の作者がおくる、血と汗と笑いの知られざる農家 エッセイ・コミック!!

『百姓貴族』感想・レビュー

Point1.広告の仕方

北海道産と聞くとなんでもおいしそうに聞こえるのは私だけでしょうか?

北海道産タネイモを関東で植えると関東のイモの味になるそう。

北海道のイモは北海道の土地、気候で美味しくなるようです。

「北海道」という言葉に惑わされないようにしたいですね。(多分無理ですが・・・)

気をつけよう 甘い言葉と「北海道」

Point2.農家の家訓

俺もおまえも同じ人間!俺にできることはおまえにもできる!

はじめてやる自動車の運転、溶接作業。

無理難題に思えても誰かができているなら、きっと自分にもできるはず。

考える前にまず行動。

できない理由を考える前にまずやってみる。

この勢いが大事なときもありますね。

Point3.農家のリアル

普段スーパーで見る野菜は形が整って大きさも均一。

農家の努力があって、選別されたものが並んでいます。

食用に作ったイモが選別されると半分しか残らないそう。値崩れを防ぐためとは言えあまりにももったいない!

せめて目の前に出てきたごはんくらい残さず食べたいです。

人の力によって生み出しているマンガがこんなにボツ出るのに大自然がからんでくる農作物にボツが出ない方がおかしいっつの!!

『百姓貴族』の著者について

北海道出身の女性。1999年に月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)にて「STRAY DOG」でデビュー。同誌での初連載「鋼の錬金術師」が雑誌の看板になるほどの大ヒットする。2003年には第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。2011年には週刊少年サンデー(小学館)にて、初の週刊連載作品「銀の匙 Silver Spoon」を開始した。

『百姓貴族』の感想・まとめ

農家もののお話を読むのが好きです!

祖父母の家が農業やっているので、第一次産業には勝手に親近感がわきます。

(私自身は全く関わったことがありませんが・・・)

生産者だからこそ得られる特権っていいですよね。

とれたての野菜はブランドもの野菜より勝ります。

牛乳のしぼりたて、加熱してない牛乳の味が気になります!

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