クラシック漫画 3選

おすすめ作品

こんにちは、なみです。

まだ夏の暑さが続きますが、
日が落ちるのが少しずつ
早くなってきたような気がします。

私が夜、読書のお供に聞きたいのは
クラシック音楽です。
今回はクラッシクの魅力が
いっぱいの漫画を紹介します!

小さな部屋から世界に広がる演奏『のだめカンタービレ』

エリート音大生の千秋真一。ヨーロッパで指揮の勉強をしたいと思いつつも、飛行機恐怖症のため渡欧できないでいた。そんな彼の前に突如現れた不思議少女・野田恵(のだめ)。ゴミ溜め部屋に住む彼女はとんでもなく変人だった……!? カプリチオーソ(気ままに気まぐれに) カンタービレ(歌うように)――不思議少女・のだめの奇行を見よ!!

多分はじめて読んだクラシック漫画です!

最初に見たのはドラマでした。
オーケストラの荘厳な様子に、
音の重なりに惹かれました。
ラフマニノフに出会わせてくれて
ありがとうございます!

音大に通う
全く違ったタイプの二人のお話です。

才能、環境に恵まれた
エリートでありながら、
外国に行けない千秋真一。
優れた技量を持っていながら、
ピアニストになることに
関心のない野田恵(のだめ)。

性格も目指すべきところ違う凸凹な二人が
演奏ではあわせられて、
素晴らしい音を奏でます。

ツッコミとボケも冴えわたり、
コンビとしてもいい感じです。

登場人物が皆変わっていて、
とくにのだめの奇行が面白いです!
変態コンビ・シュトレーゼマンも
舞台に立つときと
普段のちゃらんぽらんな様子の
ギャップがすごいです。

自分の大切な場所を心に抱いて『ピアノの森』

森のピアノは、その少年を待っていた――。捨て去られたピアノ。壊れて音の出ないピアノ。いま、ひとりの少年の選ばれた指が、失われた音を呼び覚ます。少年の名は一ノ瀬海(いちのせかい)。彼は心に深く豊かな森を抱えていた。

森のピアノが遊び道具で、遊び相手。

決して恵まれた環境に
いたわけではないですが、
森でピアノと過ごす日々が
主人公の支えになり、
ピアニストとしての感性と技量を育てます。

森の中で一人で過ごすことが多く、
演奏を聴いてくれる相手は
母しかいませんでした。
でも、転校生の新たな友人と、
学校の先生、のちのピアノの師匠に
見初められます。

そして、誰かに演奏を聴いてもらう
喜びを知りました。

今の環境から抜け出すため。
多くの人に自分の演奏を聴いてもらうため。
自分の存在を認めてもらうために、
ショパンコンクールに臨みます。

カイが青年期に過ごした
家の様子が印象的です。
壁や床には勉強の跡、楽譜の跡がびっしり!
環境に負けず、努力し続けます。

イラストが素敵で、
相反する感情を持つ人の複雑な心や
心象風景が見られる演奏が描かれています!

人とかかわり成長する『青のオーケストラ』

青春の、曲が始まる。

とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた
元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。

中学3年の秋、一人の少女と
高校のオーケストラ部と出会い、
止まっていた彼の時間が動き出す――

音と音、心と心が繋がっていく
アンサンブル青春ドラマ、開幕。

ヴァイオリニストの父を持つ主人公。

父に憧れ、幼少のころから
ヴァイオリンに触れていて、
賞を何度もとります。
でも、父の浮気により、
憧れは打ち砕かれました。

ヴァイオリンとも距離を置いていましたが、
ヴァイオリン初心者の同級生の少女と出会い、
ヴァイオリンへの情熱を実感します。

入学した高校はオーケストラ部があり、
全国大会連続優勝校。

これまで、ソロで活躍してきた主人公が
オーケストラの魅力に触れます。

人と音を合わせること。
ポジションを巡っての争い。
個人では出せない音の世界がありました。

オーケストラ部で切磋琢磨しながら、
人としても成長していく、
アツい青春音楽漫画です!

まとめ

音楽漫画の定番から
連載中の作品まで紹介しました。

音楽をテーマにした作品は、
人の心象も描かれ
人間ドラマが垣間見えます。

同じ人間が同じ曲を演奏しても
その時々によって、
見えるもの聞けるものは違います。

音楽や芸術からは
国や人の歴史と
細やかな心の機微が見え、
今と昔が重なる感じが好きです。

秋はまだ少し遠いかもしれませんが、
芸術の秋の準備をし始めては
いかがでしょうか。

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