定番!「なろう」出身小説 3選

おすすめ作品

こんにちは、なみです。

学生の方は、
夏休みがそろそろ終わるころでしょうか?

宿題や課題を終えたら、
残りの時間をどう過ごそう?
外へ遊ぶに行くのもいいですが、
手を付けれてなかった長編作品を
読むことをおすすめします!

今回紹介するのは
投稿型小説サイト「小説家になろう」の
看板作品たちです。

どれも漫画化、アニメ化されていますが、
小説の情報量はすごい!
メディアでは描き切れない
主人公の思考、世界観を
小説では楽しむことができます。

ときに主人公に厳しく、甘くない異世界。
主人公たちはどんな風に考え、
成長していくのでしょうか。

本がないなら、作るまで!『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』

とある女子大生が転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする?作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書!本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう!緻密な世界観と多くの魅力的なキャラクターで大人気を集める本作が待望の書籍化!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー!

本が高価で希少な世界に転生した
司書志望の女の子。

本が手に入らないなら作るしかないと思って、
紙作りから始めます!

平民からなぜか地位が上がっていき、
できることが増えると前世の知識を使って、
様々な物や風習を流行らせます。

全ては自分が心地いい環境で
たくさんの本を読むために!

主人公の目的が終始一貫していて、
ぶれないところがいいですね!

現代日本からは程遠い、
魔法が存在する階級社会。
そこには貴族社会の難しさや、
上に立つ者の責務があります。

ただ本を読みたいだけ主人公ですが、
それらの困難や重責から目をそらさず、
人を助け続けます。
そんな主人公に信頼を寄せる人たちが集まり、
輪が広がっていくのが楽しいです!

また、この世界にも、
歴史や伝承をないがしろにする者がいます。
国に危機が訪れたとき、
主人公が知識の大切さ、
継承を大事さを訴えています。

本が簡単に読めない、
文字すら学ぶ機会が少ない環境が
かつての日本にあり、まだ世界にあります。

学ぶ大切さ、
本の尊さを教えてくれる作品です。

皆で行う国づくり『転生したらスライムだった件』

何という事もない人生を送っていた三上悟は、通り魔に刺され37年の人生に幕を閉じた…はずだった。
ふと気がつくと、目も見えなければ、耳も聞こえない…。
そんな状況の中、自分があの“スライム”に転生してしまった事に気づく。
最弱と名高いモンスターである事に不満を感じつつも、お気楽スライムライフを満喫する三上悟だったが、
天災級のモンスター“暴風竜ヴェルドラ”と出会ったことで運命は大きく動き出す―。

通り魔に刺されたら、
異世界でスライムになっていました。

野良のスライムが竜と友達になり、
魔物たちの主になり、
国の長になります。

主人公は、
力こそすべての魔物たちの主でありながら、
前世サラリーマンだったため、
話し合いを大事にしています。

作中では何度も会議の場面があります。
上下関係があっても、
できるだけ多くの者が発言して、
自分たちの国のことを考える。
住人たちに義務と権利を意識させ、
責任感を持たせています。

国ができた当初、
主人公の留守中に国が襲われ、
住人が亡くなってしまう事件が起こりました。

主がいないと動けなかった体制を皆が反省し、変えてく。
主人公もその配下も
同じ過ちを繰り返さないよう、
ずっと成長し続けます。

自分の国や大切なものは自分たちで守る。

他人の責任にしない、
自らができることを考え、
強さを求め続けるキャラクターたちが多く、
かっこいいです!

人は何度だって頑張れる『無職転生~異世界行ったら本気だす~』

34歳無職童貞のニートは無一文で家を追い出され、自分の人生が完全に詰んでいたと気付く。己を後悔していた矢先、彼はトラックに轢かれ呆気なく死んでしまう。
ついで目を覚ました場所は――なんと剣と魔法の異世界だった!!
ルーデウスと名付けられた赤ん坊として生まれ変わった彼は、
「今度こそ本気で生きて行くんだ……! 」
と後悔しない人生を送ると決意する。
前世の知能を活かしたルーデウスは瞬く間に魔術の才能を開花させ、小さな女の子の家庭教師をつけてもらうことに。さらにはエメラルドグリーンの髪を持つ美しいクォーターエルフとの出会い。彼の新たな人生が動き始める。
――憧れの人生やり直し型転生ファンタジー、ここに始動!

無職、引きこもりだった男性が、
事故に遭い、
剣と魔法の世界で生まれ変わりました。

前世の知識や
ライトノベルの「お決まりごと」を参考に、
今度こそ本気で
ちゃんとした人間なってみせると
幼いころから努力します。

そのおかげで、膨大な魔力を手に入れ、
高度な魔術を使えるようになりました。

異世界転生ものの定番は、
主人公に都合のいい展開が多いですが、
この作品はリアルでシリアスな点も多いです。

家庭崩壊しかけたり。
金銭を得るために
無茶な労働環境に追いやられたり。
生きるのも過酷な地に飛ばされたり。
主人公やその周囲の人間に起きることは
大変なことばかりです。

生まれ変わって優秀になったようですが、
根の部分の弱さは持ち合わせています。
いじめられて、引きこもりになった経験から、
他人や自分を信用しきれないところが
あります。

つい後ろ向きになってしまって、
卑屈になってしまう。
家族や友人、女性との関わり方がわからない。
人として未熟なところが多々あります。

人のそういったところを見るのは苦しいし、
主人公の前世の性格は
あまりよろしくはないので、
嫌悪感を抱きます。
でも、過去の自分を最も嫌っているのも
主人公自身です。

過去の失敗を繰り返さない。
今度こそは、という気持ちが
主人公を強くします。

人は何度だって頑張れる、
成長できると
思わせてくれる作品です。

まとめ

ライトノベルは長編作品が多く、
尻込みする方もいるかもしれません。

でも、主人公や登場人物の心理描写を
丁寧に描いたものも多く、
しっかり感情移入できます。

そこで感じられる人の成長は、
感動があります。

残り少ない夏休み、
または9月の連休を使って
ぜひ読んでみてくださいね。

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