フランスに行きたくなるエッセイ 3選

おすすめエッセイ

こんにちは、なみです。

パリオリンピックの記憶も新しいでしょうが、
テレビなどで映されたパリは
皆さまの目にどう映ったのでしょうか?

様々なトラブルがあり、憧れの町パリは、
不便なところもたくさんあって、
一概に生活しやすい町とは
言えないかもしれません。

でも、町を歩くだけで感じる歴史の重厚感、
美術品や美食の数々は、
体験してみないとわからないもの。

今回はフランスへ行ってきて、
その思いをつづった
エッセイたちを紹介します。

暮らしのコツを学ぶ『パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら』

著者がフランス人の叔母を見て、
気づいたことをまとめたエッセイです。

丁寧な生活をおくりたいと思って
ルールを作りがちですが、
その場で自分が思ったことをする
大切さを学べます。

例えば、旅行。
しっかり予定を立てて臨みますか?

私は、旅行となると予定をしっかり決めて、
そのスケジュール通りに動きたい!
ずっとそういう考えでしたが、
自分の心にそって動くのも
大事だなと思いました。

自分が今やりたいことをやり、
満足したら帰る。
予定に目が行きすぎて、
時間や行動にとらわれるより、
今目の前にあるものを愉しむ。

今度はあそこへ行こう、
またここに来よう、
と思えるくらいの方が
旅行はいいのかもしれません。

今は、早く帰って家で牡蠣が食べたい、だから帰るのか……

日々の暮らしを彩る食事、
「美味しい」を大事にしたいと思えたり、
暮らしのコツを学ぶことができる1冊です。

思うがままに旅を楽しむ方法『フランスふらふら一人旅』

著者がフランスで約1か月暮らした、
日々の記録をまとめたエッセイ漫画です!

アパルトマンの手配から空港の様子、
美術館の回り方まで仔細に描かれているので
フランス旅行の参考になります。

今回、著者は美術館巡りを軸に
旅をしています。
本当に美術を味わい付くそうと思うと
普通のツアーでは全然足りませんよね・・・。

私が以前フランスへ行ったとき、
ルーブル美術館に半日いただけで、
満腹になってしまいました。

だって、情報量が多すぎる!

古今東西ありとあらゆる美術品が
集まっていて、
一つ一つ真剣に、集中して見れば見るほど、
疲れてしまう・・・。
ルーブルだけで、これはもう何日もかけて
見るものです。

スケッチしている人もいて、
こういうのもしていいんだと思いました。
絵を描くのは好きだし、
素敵な作品を見ると描きたいなあと
思うことがあります。
やっぱりインプットしたあとは、
アウトプットして
脳を整理させたくなるのでしょうか。

街を歩いていても歴史を感じるものばかり。
この場所は誰が通って、何をしたのか。
いつ頃建てられた建物で
どんなことに使われ、今があるのか。
歴史を感じると目の前のものを
大事にしたくなる、
もっと知りたいと思います。
愛着がわくってこういうことなのかも
しれません。

日本だって歴史ある国のはずなのに、
コンクリートばかりでどこも似た感じ・・・。
なんかもったいないなあ
とも思ってしまいました。

著者のようにフランスで
生活がしたいなります!

ゆっくりたっぷり人生を愉しむ『ゆっくりたっぷりパリ暮らし』

フランスで生活した著者が書く
人生を愉しむヒントが
いっぱい載っているエッセイです!

憧れの町パリは、
いいところもたくさんあるけれど、
住みやすいわけではなく、不便もたくさん。

でも、その不便さも受け入れて、
愉しみを見つけるのが上手いのが
パリの人々です。

フランス語では、2人称のあなたは
「tu」と「vous」があります。

親しい相手には「tu」。
初対面の人、公的な場、複数人いる場合は「vous」を使うのだけれど、
切り替えが難しいみたいです。

親しくなってきたので「tu」を使いたいけど、
相手は親しく思ってくれているのか。
いつまでも「vous」では
他人行儀すぎるのではないのか。

日本語は主語を使わずとも会話できたり、
呼びかけだけで済ます場面も多いけれど、
フランス語は主語が必須です。
主語によって動詞の活用も変わってきて
しまうからやっかいですね。
心理的な駆け引き、言葉選びが大変そうです。

フランス人たちの交流を見ていると、
人とのかかわり方について
考えさせられました。

挨拶は、握手かビズか。
相手の呼び方、主語の選び方。
アペリティフや夕食のお誘い。

人と距離を縮めるのは時に苦労します。
文化の違いがあるならなおさらです。

でも言いたいこと、思ったことは
先延ばしにせず、その場で伝える。
気持ちは引きずらない、すぐに切り替える。
思いを抱えすぎず、感情は表に出す。

人間関係の悩みはまず口にすること、
自分を偽らないことで
だいぶ減るのではないかと思いました。

まとめ

旅や滞在の目的は人それぞれ。

各々が違った視点でフランスを見て、
感じています。

いいところもあれば、悪いところもある。
いい人もいれば、悪い人もいる。
それはどこへ行ったって同じです。

旅行のエッセイや旅のお話を聞くたび、
自分も体感してみたいと思います。
同じ場所へ行って
感想を比較したいと思えるのが
旅エッセイの魅力の一つです。

そこへ行きたいと思う理由を探す。
旅を終えて他の人はどう感じたのか、
共感できること、
または違う意見も聞いていみる。

旅エッセイはいろいろな楽しみ方ができるので、
ぜひ読んでみてくださいね。

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