おすすめ漫画50音 女性向け編 あ行

おすすめ作品

こんにちは、なみです!

同シリーズの男性向けが
半分くらいで止まっていますが、
女性向け編も紹介していこうと思います。

昔からなんでも読むタイプですが、
購読していた雑誌は女子向けばかりなので
思入れはこちらの方があるかもしれません。
多分懐かしい作品が多めになると思います。

過酷な運命に立ち向かうお姫様『暁のヨナ』

高華王国の姫・ヨナは一人娘のため、優しい父王と幼なじみで護衛のハク達に囲まれ、大切に育てられていた。そして時はヨナ・16歳の誕生日、ヨナは想いを寄せていた従兄のスウォンから簪を贈られ、父へ自分の気持ちを伝えに行く。が、そこには思いも寄らぬ過酷な運命が!?

国を追われた元お姫様と
その従者から始まる旅路。

龍の力を持つ4人を仲間にする、
というのはロマンがあります。

少女漫画ですが、恋愛の描写より、
闘いの描写が多い印象です。

主従が離れ離れになりがち・・・。
想い想われているのに、
ベクトルの大きさや感情の種類が
いまいち嚙み合っていない感じが
切なかったり、面白かったり、
かわいかったり・・・。
ずっと一緒にいてほしい
二人には違いないです。

シリアスが続くと長いので
日常回が愛おしいです。
少女漫画にしては長編で
すでに44巻まで発売されています。
(2024年9月時点)

早く平穏で、仲間や親しい者とともに
ゆっくり過ごせる未来が訪れますように・・・。

(でも、作品は終わってほしくないという
わがままな読者な気持ちがあるので
複雑です・・・)

愛あふれる優しい言葉の数々『違国日記』

少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、手さぐり暮らしの第1巻!

叔母の言葉がいちいち刺さる!

態度や表情はわかりにくいけど、
大事なことを懸命に伝えようとしてくれます。
叔母の言葉の一つ一つを
しっかり読み込みたい作品です。

両親を亡くし、叔母の家に引き取られた少女。
あまりに突然の出来事で、
心の整理は追いつかないまま
小説家の叔母と共に生活することになります。

気難しいけど、言葉選びに慎重で、
相手の小さなモヤモヤを
ないがしろにしない叔母。
難儀な性格で多くの人と
接するのは大変そう・・・。
実際、叔母当人は人見知りで
コミュ障気味です。

でも、近しい相手とは親しげで、
砕けた様子を見せます。
深く関わればいい人で、
絶対周りの人間を大事にしてくれる
ような人です!

主人公の少女は思春期真っ只中。
死んだ両親に対する思い、
将来の進路、友人関係・・・。
悩みは尽きません。

でも、叔母はいつでも変わらず、
自分が帰る家で小説を書いている。
居場所を作り、
見守ってくれている感じが素敵です。

恋して変わる、かっこいい男女のお話『うるわしの宵の月』

滝口宵は、容姿端麗・スマートなふるまいで「王子」と呼ばれる女子。少女漫画のヒーローみたい、と憧れられていることに複雑な思いを抱いていた。そんなとき突然出会ったのは、同じく「王子」と呼ばれる一つ上の男子、市村先輩。彼のちょっと失礼な物言いに全然王子っぽくないと思っていた宵だけど…!? ともに「王子」と呼ばれる男女の物語が回り始めるーー!

かっこいい女の子は好きですか?
(私は大好きです!!)

周りからかっこいいと言われ続け、
王子みたい扱われる女の子。
でも、自然体でいるだけなのに
周りが勝手に盛り上がって、
持ち上げられるのは少々居心地が悪そうです。

ある日、同じく学校の王子と呼ばれる
男子の先輩に出会い、
「王子」は少しずつ変わっていきます。

表情があまり変わらないクールな女の子が、
頬を染め、テンパっておかしな言動したり、
振り回されいる感じがかわゆいです。

2人がこれからどんな風に関係を進めるのか、
まだまだ気になる作品です!

複雑に絡みあう運命に翻弄される『エンジェル・ハント』

私は天音(あまね)、中学生。パパは神父でスゴ腕のエクソシストなんだ。パパに幽霊に近づくことは止められてるんだけど、問題が。それはクラスメートの真由(まゆ)の存在。幽霊に興味のある真由が、幽霊退治すると言いはじめて、私も巻き込まれちゃって…。果たして私の運命は?ミラクルファンタジー第1巻。

私がこちらの作品に出会ったのは小学生の頃。

おおばやしみゆき先生といえば
「ちゃお」を代表する漫画家です。
『モンスターキャンディー』や
『さくら前線』を読み、
他の作品もないかと
過去の作品を探していた時に
出会いました。

当時読んだ時も好きでしたが、
大人になってから読んでもハマります!

普通の女の子だった主人公が
天使の力に目覚めて、
幽霊退治、人助けを行うようになります。

主人公周りの人間関係が複雑で、
いろんな感情が飛びあっています。
中学生たちとは思えないほど
重く苦いような感情です。

各回のお話は結構切なめです。
死者やその遺族が絡んでくるので、
完璧なハッピーエンドよりも
しんみりするような締め方が多いです。

特にしんどいのは過去編。
誰のどんな過去なのか、
話すとネタバレになってしまいますが、
読んでいてとにかく辛い。
早く自由に幸せになって、
と思いながら読んだ記憶があります。

今でも大好きな作品の一つです。

ifの江戸時代『大奥』

男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。男女の立場が逆転した世界に生まれた貧乏旗本の水野は、大奥へ奉公することを決意する。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥で巻き起こる事件とは…!?

徳川政権のもしもの話。

もしも、男性の人口が減って、
政権を女性が握ったら?
性別を隠しながら行われた政治。
まさかと思いながら、
知っている名前や法政の数々に
つい別の歴史を想像してしまいます。

何代にもわたって、
変わる世の姿が描かれますが、
好きなのは3代目・家光の頃です。

女なのに、男の振りをしなければいけない。
恥ずかしさ。重圧。
真実、本音を容易に明かせないストレス。

それらがどこまでも彼女を追い詰めます。
彼女は誰かに八つ当たりしないと、
虚勢を張らないと、
人と対峙できないようになりました。

そんな彼女の心を溶かしたのは、
無理やり連れてこられた僧侶・有功です。

彼の真摯な言葉とまなざしは
彼女の支えになります。

僧侶で、この世の俗物から離れた有功も、
彼女の心中に触れることで、
苦しさと愛おしさを覚え、
傍にいることを決めました。

いい感じに収まったと思ったけど、
互いに思い合っているだけでは
うまくいかないのが、
この時代、この身の上です。
世継ぎを求められる家光では、
ずっと二人だけの世界にいることは
できませんでした・・・。

切なく、苦しい立場。
上に立つ者ほど心の自由がないのが、
昔の政治にはよくありますね・・・。

まとめ

なんだか切なくなるような
作品が多くなりました。

明るい、誰から見ても完璧な
ハッピーエンドよりも
少し胸が苦しくなるような作品が好きです。

表に出すのが難しい感情や
言い表せない言葉を
少女漫画は繊細な絵柄と
絶妙な間で表しています。

特に『違国日記』は、
悩みがあるときに読むのがおすすめです!

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