こんにちは、なみです!
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今回おすすめする1冊はこちらです!
日本と遠く離れたチェコに、同一人物が存在する!?『シブヤで目覚めて』
あらすじ
チェコで日本文学を学ぶヤナは、謎の日本人作家の研究に夢中。一方その頃ヤナの「分身」は渋谷をさまよい歩いていて──。プラハと東京が重なり合う、新世代幻想ジャパネスク小説!
おすすめポイント
●日本には過去のヤナが、
チェコには現代の大学生のヤナが存在する。
二人の視点で交互に話は展開されます。
構成が面白く、一気読めてしまいました!
●日本文学、文化への造詣が深い!
作中に出てくるのは架空の作家さんで、
作品も存在しないはずだけど、
こんな日本人作家がいたかのように
描かれている・・・。
実在するのかと思って
つい調べてしまいました!
リンク
SNSで見かけて読んでみた本です!
チェコ文学は何も知らず、
耳にしたことない作家さんでしたが、
チェコ人が描く日本が
どんな感じか気になって読んでみました!
主人公の日本文学に対しての考え方や、
思いの熱量が高いのが
面白かったです。
違う時間軸の同一人物を主人公に
話は進みますが、
価値感や考え方に違いがあって。
でも、根本は変わらない
頑固なところがあって・・・。
多感な若者の繊細な機微を見るのは、
興味深かったり、
また懐かしく思うこともありました。
文学研究に関しては、
私自身も文学部で調べものをしたり、
論文を書いたり、
その作業の大変さに共感しました。
でも、文学に夢中になれる楽しさが
あったことも脳裏によみがえりました。
知らないこと、
知っていること、
でもやっぱり知らないこと。
外国文学は新しい発見があって
わくわくします!
訳も堅苦しくないので、
外国文学を読んだことない方でも
読みやすいのでおすすめです!
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