あなたにあった1冊 No.32

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今回おすすめする1冊はこちらです!

異国を舞台にした花嫁たちの日常!『乙嫁語り』

あらすじ

美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!

おすすめポイント

●丁寧に描かれるシルクロードの文化!
馴染みのない異国の雰囲気に引き込まれます。

●個性際立つキャラクターたち!
それぞれの家族のつながりが素敵です。

つい最近本格的に読み始めて、
ハマっている作品です!

なんといっても圧倒的な画力!!
19世紀後半、中央アジアを
舞台した話ですが、
書き込みがすごく丁寧で
異国の雰囲気が伝わってきます。

各家庭の暮らしが描かれる
読みやすい群像劇です。
時の流れがゆったりしていて、
とても穏やかです。

ただ、見るもの全てが新鮮で、
楽しいです!

異国情緒あふれる食事風景や
身にまとう衣類の華やかさ。
狩りの様子や
動物たちとの距離の近さ。

とくに緻密な刺繍の模様は、
興味が惹かれました!
写真や資料集でもっと調べたいです。

厳しい環境に身を置いているため、
生きるために寄り添い
助け合う文化があります。

家族でまとまって暮らす良さ。
コミュニティとしてまとまることで
できることの多さ。

日本では、わずらわしさなどから
あまり見られなくなってしまった
地域の助け合いについて、
見直すべきところがあるように思いました。

1人では生きられないことを知っていれば、
周囲に優しくなれるし、
自分から手助けしようとしますよね。

謙虚に、
でも誇り高く生きる
キャラクターたちからは
学ぶことも多かったです!

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