こんにちは、なみです！
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今回おすすめする1冊はこちらです！
いくつもの愛が交差する物語『汝、星のごとく』
あらすじ
ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
おすすめポイント
●揺れ動く人の感情の描写がリアルです！
醜い感情も著者の文章では、
美しく感じます･･･。
●正しさとはなにか、
考えさせてくれます。
とくに家庭の事情は様々で、
正しい家族の在り方なんてないんだなあと
思わせてくれました！
基本的には男女二人の物語です。
でも、恋愛小説といわれると、
少し微妙だと思っています。
恋の描写があまりなく、
いろんな種類の愛が描かれています。
とくにヒロイン・暁海の愛情が深すぎて、
高校生なのに達観しているなあと
思いました。
主人公二人は
幼いころから家庭環境で苦労していて、
愛に飢えています。
お互いが心の支えになりますが、
いつまでもずっと一緒にとは
いきません･･･。
二人は成長するにつれ、
すれ違いが起きてしまいます。
どんなに距離が離れても、
たまにしか会えなくても、
今の関係は続くと思っていた。
でも、環境が変われば、
一緒に過ごす人も変わってくる。
周りから影響を全く受けないなんて、
無理ですよね･･･。
すれ違う様は読んでいて辛く、
悲しいけれど
それぞれの日常は続きます。
また交差するときは、
感動です！
でも、前と同じとはいかなくて、
苦しい･･･。
読んでいて、
感情を強く揺さぶられ
涙流すところもありますが、
また読みたいと思う美しい物語でした！
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