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静かさを味わう『夜明けのはざま』

あらすじ
自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。
地方都市の寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、世界で一番会いたくなかった男に再会した葬儀社の新人社員、夫との関係に悩む中、元恋人の訃報を受け取った主婦……。
死を見つめることで、自分らしく生きることの葛藤と決意を力強く描き出す、『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田そのこ、新たな代表作!
おすすめポイント
●葬儀屋さんがメインなのに暗すぎない。ちゃんと救いがあるお話です!
●
タイトルからは何のお話しか想像しずらいですが、読んでいくとああ・・・と納得いきます。
物語の舞台は、葬儀屋さん。昼夜問わずお仕事されていますが、特に夜が終わりきらず、朝にもなりきらない時間帯にひっそりと確かな仕事をされています。
この、夜か朝かもわからない、いろんなものごとが曖昧になりそうな時間帯が、登場人物たちの心とぴったり重なっていて、ふわふわして落ち着かない。なのになぜか心地いいんです。
元気いっぱいなときでも、落ち込みすぎているときでもなく、「なんか今日は内省したい、静けさに浸りたい」そんな夜にドンピシャです!
誰かに分かってほしかった気持ちとか、うまく言葉にできなかった感情とか、そういうのを無理に説明せず、ただそこにある…っていう感じが町田そのこさんは上手いんです‼︎
読んでいて「これ、私のことじゃない?」
ってなる瞬間が、きっとある笑
スッキリはするけど、何もなかった顔では戻れないタイプの読後感です!
まとめ
『夜明けのはざま』は、読んでスカッとする本ではありません。
でも、心の奥に溜まっていたものを、そっと整えてくれます。
・日常小説が好きな人。
・言葉を追いたい、没入したい人。
・読み終わったあと、少しだけ自分にやさしくなりたい人。
そういう人におすすめです!
「こういう静かな本、実は一番選ぶのが難しい」って実は言われます。
気分がズレると「今じゃなかった…」ってなりやすいからですかね?
なので、その人の今心境合わせて選ぶ有料選書も
ひっそりやってます
「今日はこの系統が読みたい」
それだけ教えていただければ、大丈夫です。



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