あなたにあった1冊 No.19

選書

こんにちは、なみです!

選書サービスをご利用いただき、
ありがとうございます。

今回おすすめする1冊はこちらです!

子どもの頃から知っているはずのお話たち??『むかしむかしあるところに、死体がありました。』

あらすじ

「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!

「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。

おすすめポイント

●日本昔ばなしがミステリーに!
日本人なら一度は聞いたことある
お話たちなだけに、
本作のちょっとシリアスな雰囲気は
ギャップがすごい!

●視点はいろいろ!
「はなさかじいさん」では犬、
「鶴の恩返し」では鶴の視点です。
知っているはずのお話を
違った角度で見るのが面白いです!

ファンタジーと聞くと
「剣と魔法の世界」を
イメージしてしまいますが、
日本昔ばなしも
ファンタジーと言えますよね?

打ち出の小槌があって、
動物がしゃべる。
改めて言われると不可思議な世界で、
まさかな人物たちが殺される事件が起こる。

科学捜査ができないから、
状況証拠を上げて
犯人を推測するくらいですが、
一応の筋は通っていてます。
(昔ってどうやって
捜査していたのだろう・・・)

一番印象に残ったのは
「はなさかじいさん」です。

こちらは、はなさかじいさんの犬視点で
つづられています。
殺されるのはまさかの
はなさかじいさん⁉
あんないい人がなぜ殺されてしまったのか。
続きが気になって
ページをめくる手が早まりました!

平和なはずの昔ばなしを
こんなちょっと恐ろしく、
ミステリアスなお話に仕上げています。

元の登場人物はご存知の方も多いはず。
さくっと読める!
でも、新鮮な驚きをくれるので
おすすめです!

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