あなたにあった1冊 No.40

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こんにちは、なみです!

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今回おすすめする1冊はこちらです!

素敵な文学サークルにあふれる悪意『暗黒女子』

あらすじ

ある女子高で、最も美しくカリスマ性をもつ女生徒が死んだ。
一週間後に集められたのは、女生徒と親しかったはずの文学サークルの仲間たち。
ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ――。
果たして女生徒の死の真相とは?全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作!

おすすめポイント

●女子高。特殊なサークル。
カリスマあふれる女生徒。
不気味さ、アヤシサ満点の
舞台が最高でした!

●一人の女生徒について語っているのに
食い違う見解・・・。
事実はどこに?
怒涛の結末まで読むのをやめられない!

※はじめに。
結末の暴き方は私としては、
スッキリする方だと思いました。

しかし、人によっては
イヤミスと感じられるかもしれません・・・。

まず表紙の女の子の瞳が怖くて、
目を引きました。

どこを見ているのかわからない虚ろな目。
呪いでもかけられそう・・・。
でも、怖いもの見たさで読んでみました。

初読のときは前知識なし。
ハードカバーだったので、
あらすじも知りませんでしたが、
舞台はドタイプの文学サークル!!

(我ながら好みの本を
選ぶのがうまいと思いました笑)

文学サークルのお部屋が素敵すぎます!
学校にある一室とは思えないほど、
豪華な調度品。
広いキッチン。
たくさんの本たち。

学生のころの私なら、
この部屋に入り浸り、
もう授業なんか出たくないと
思ったでしょう。

でも・・・
なぜこのサークルは
メンバーが少ないんだろう。
この部屋は誰が何の目的で作ったのだろう。

顧問はいる?
この部屋の主は?

いろんな疑問が湧くなか、
話は文学サークルで亡くなった
一人の女生徒に焦点を当てます。

学院の経営者の娘で
きれいで明るい
みんなの憧れの「いつみ」。

彼女はなぜ亡くなったのか?
死を悼む同サークルメンバーたちは
彼女のことを思いなが朗読会をします。

そして、明らかになる真実⁉

私はずっと共学だったのですが、
完全に偏見で、
私立の女学校は
怖いところだと思っています。

そういう作品を読みすぎたせいですね・・・。

女の子の友情は
ときに狂気を感じることが
リアルでもありますが、
私立の女学校というのは
あまりにも舞台装置として
機能しすぎているような気がします。

ある種のお約束を踏まえながら、
ホラーじみた雰囲気を漂わせての
驚愕の結末。

話の展開が巧みでした!

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