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夢はただの幻?『夢を売る百貨店 本日も完売御礼でございます』

あらすじ
ここは、眠っているときにしか訪れることができない<ドルグート夢百貨店>。
どこかに存在するこの不思議な街の住人・ペニーは、そんな憧れの百貨店に就職したばかり。
店主ドルグート、個性豊かなマネージャーたち、作品を生み出す夢師、不思議な生き物ノクチルカや妖精たちに囲まれながら、さまざまな夢を買いにくる客たちと出会う。
気になるあの⼈の夢、家族の帰りを待ちわびる⽼⽝がみる夢、繰り返す悪夢、夢追い人がみる夢、いまは亡き⼈との再会——。「<夢>はこんなにもリアルなのに、自分の無意識が作り出した幻に過ぎないなんてホントなんだろうか」
著者のそんなふとした疑問から生まれた、やさしい連作短編集。
おすすめポイント
●夢を売るっていう設定が面白い!
夢には人の何が反映されるんだろう?
望んだ夢が見られるなら何が見たいですか⁇
●優しいだけじゃない!
現実と向き合う人たちの
静かなドラマが胸に残ります。
この百貨店で売っているのは、モノじゃなくて、その人に必要な「夢」。
派手なファンタジーというより、日常のすぐ隣にある優しい非日常、という感じで読んでいると自然と気持ちがゆるみます。
各話短めでテンポもいいから、「今日はちょっと疲れたな〜」って夜に1話だけ読むつもりが、「あともう1話…」ってなるタイプのやつです笑
夢を選べるのっていいな〜とも思われるかもしれませんが、夢は夢。人生を一発逆転させる魔法のアイテムではありません。
ほんの少し背中を押す、立ち止まっていた人の心には確かに届く「何か」があるだけ。
派手な奇跡はなく、選ぶのはいつも自分自身。その距離感がとても心地いいです。
外国文学ですが、舞台は夢の中。
異文化を感じることなく、自然に物語に没頭できます。
まとめ
望んだ夢が見られるなら何がいいですか?
キラキラした成功や夢だからこその劇的な事件?
でも、私ならそもそも夢を見たくないです。
最悪見てもいい、(ほとんどの人は寝るときに夢を見るそうですが)けど、実際起きたときには忘れていたいです。
普段の日常で疲れているのに睡眠中まで疲るようなことしたくないなと思います。
この本を読んで、私と同じ人もいそうだなと、ちょっと思いました。
静かで、現実的な描写もあります。
読後はスッキリ!
でも、心のどこかに
じんわり温かいものが残ります。
疲れているとき、前向きになれないとき、
何かを頑張れない自分を責めてしまいそうなときに。そっと手に取ってほしい作品です。




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